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教育格差を外国の情報から考える

諸外国では教育格差の現状から抜け出すことができない貧困層が一定数いることで、これは親が貧困であれば子供にまで影響することがわかっています。特にスラム街のような場所では教育をまともに受けることができない子供が、そのまま成長をして大人になると仕事にありつけないばかりか、犯罪に手を染めてしまうケースも枚挙にいとまがないです。日本ではここまで悪い流れが表立っているわけではありませんが、同じような環境で大人になってから仕事が無くなり犯罪者になってしまうケースは少なくありません。これを考えていくには教育格差を無くすことが先決であり、何よりも大切なのは勉強できる環境や教えてもらう場を平等に与えていくことにあります。今の教育現場には小学生から塾通いをしている家庭も多く、また中学生になると9割以上は塾や家庭教師などの外部で学習する場が設けられています。これは費用がかかることで、家庭によっては塾に通わせることができない環境もありますし、また部活動でもお金の面を考えてスポーツなども制限されている家庭もあります。こういった学習できる環境だけではなく、運動をすることで習得できる教育の場までもお金の関係で出来ない生徒がいることを理解することです。社会環境から大きく変わっていかなくてはいけないのは、何をするにしても成果の上がる塾に通わせる費用が高い家庭教師、また安くてもいいからとにかく通わせるだけの意識は無駄になることもあります。もちろん追加教育という位置では、学校よりも期待されているのが塾でもあり家庭教師でもあるわけです。これは社会全体で変えていかなくてはいけないことで、現在の韓国では受験戦争というフレーズの元に熾烈な争いを小中学校からやっていました。しかし、この環境では子供たちにストレスを与えるだけだと、受験戦争へのステップを軽くする方針を国で発表をしています。これは日本でもいえることで、勉強ができることが正義という感覚から、何か個性を発揮できる環境へと変わっていくことが望まれます。

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